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サスペリア [映画のこと]

子どもの頃、テレビでやっていたのをうっかり観てしまい、
もう一生と観ないと誓った映画。

『決してひとりでは見ないでください』というコピーが有名だったホラー。

当時、夜中トイレに行けなくて困って、
観た事実を消して、映画のタイトルも忘れたいくらい、もう本当に怖かった。

それでも何十年も経つと、やっぱり怖いもの見たさで。


ビビりながら観てみた結果、さすがに昔ほど恐怖は感じなかったけれど、
怖かったシーンの記憶はかなり正確で、
まっさらな子供の心に刻まれたモノって、まさに"刻まれている"のだと思った。
今じゃ先月観た映画の結末を忘れてしまうことも珍しくないのに。

それにしても、ストーリーがしっちゃかめっちゃかで驚く。
しかも、けっこう中だるみしていて、あやうく寝そうになる。
序盤に散りばめられた謎が、散らばったまま終わってしまった。

でも、怖がらせようとする演出にはニヤリとさせられる。
真っ赤な学校に、薄暗すぎる廊下。
どしゃ降りの雨は赤や緑のライトに彩られ、
雷に照らされた木の幹に、鎌を振り上げたような影が映る。
本物の幽霊が映っている、と話題になった(これも演出だそう)タクシーのシーンに、
不安定なゴブリンの音楽が繰り返し流れる。


本作の監督、ホラー映画の巨匠・ダリオ・アルジェント。
ウィキペディアによれば、ベジタリアンなんだそう。
菜食主義者がサスペリア。
大きなお世話だけど、イメージじゃないなあ。

あまりにも独特なサスペリアの世界。
そこに愛が感じられて、なんだか微笑ましかった。
(1977年/イタリア/99分)



サスペリア [Blu-ray]

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: Blu-ray



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カルテット 9~10話 [テレビのこと]

2017年1~3月期のドラマ(火曜10:00、TBS)。
公式HP ⇒ http://www.tbs.co.jp/quartet2017/


3/21の放送が最終話。


最終話の静かで短いシーン。
「内緒ね」って言った、松たか子の表情、
それを受けた満島ひかりの目。
すごいわー。


基本会話劇だったので、
凝ったセリフをポンポン言い合う、長めのシーンが多かったのだけれど、
こういう説明しないシーン、好きだなあ。

男性陣(松田龍平と高橋一生)は、忙しかったのかも。
出番が極端に少ない回が何度かあって。
(映画『探偵はBARにいる3』や、大河ドラマ『おんな城主 直虎』かな)

その分、真紀(松たか子)とすずめ(満島ひかり)の
心がつながっていく流れが丁寧に描かれていて、説得力が増したと思う。
ふたりの絆はとても好感が持てたな。


「気持ちってこぼれてしまうもの」
というセリフが全10話の中で、3回出てきた。

でも、こぼれたものは誰にでも見えるものではなくて、
それをすくい取れるのは、良くも悪くも”わかってくれている”ひと。
なのだろう。


ラブサスペンス、ということだったけど、
ビターな、そしてちょっとブラックな大人のファンタジー。
ラストシーンまで、ずっとおもしろかった。

3か月間の、冬の軽井沢、カルテットの世界。
たのしかったなあ。



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  • 作者: 坂元裕二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/04/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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カルテット 5~8話 [テレビのこと]

2017年1~3月期のドラマ(火曜10:00、TBS)。
公式HP ⇒ http://www.tbs.co.jp/quartet2017/

『全員、片想い 全員、嘘つき』

カラオケボックスで偶然(?)出会った奏者4人。
巻真紀(松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、
家森諭高(高橋一生)、別府司(松田龍平)。
彼らがカルテット(弦楽四重奏 )を組み、軽井沢で共同生活を始めて、
4話までの間に、ちょっと変わった絆みたいなものができてきた…?


5話。一流の奏者になれなかった4人の、楽しくて悲しいコスプレ姿。
6~7話。4人の中で唯一の既婚者・真紀と、失踪した夫との間に何があったのか。
8話は、全員片思い、の回。
家森いわく、片思いはひとりで見る夢、なんだそうだ。
みんなの思いはせつなくて、真紀の鼻歌はこわかった。

♪上り坂~ははんはん、下り坂~ははんはん、そうね人生は~まさか~♪


中盤以降は、4人のキャラクターの『らしい』ことがわかってきて、
やり取りがますます楽しくなってきた。
ゆるいコメディな空気の中に、すっとサスペンスが入ってくる。
わーーってトリハダさすっていると、クスッと笑えるセリフで抜く。

そういう時、いいぞいいぞ、と思いつつ不安になる。
ドラマでも映画でも、おもしろい作品を1本でも多く観たい。
だから終盤は、いつも祈っている。
「つまらないオチがついたらどうしよう…おもしろいまま終わってくれー」

観てよかった!って、ラストシーンを見届けても言いたい。
はらはらしながら、見守っているんです。
そういう意味では、どんなドラマもサスペンスなのかもしれない。



カルテット1

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  • 作者: 坂元裕二
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/03/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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カルテット 1~4話 [テレビのこと]

2017年1~3月期のドラマ(火曜10:00、TBS)。
公式HP ⇒ http://www.tbs.co.jp/quartet2017/

今期、一番おもしろいと思っているドラマ。

カラオケボックスで偶然(?)出会った奏者4人。
彼らはカルテットを組み、軽井沢でひと冬の共同生活を送ることに。
出演は、松たか子・満島ひかり・高橋一生・松田龍平。
サンドウィッチマンの富澤くんが出ているのが、ちょっとうれしい。

新ドラマが始まる1、4、7、10月は、ドラマ好きとっては忙しい時期。
できれば全作品の1話をチェックしたいけど、
なかなか難しいので、私は脚本家で絞ることが多い。
今期は、本作と『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK)と
大河ドラマの『おんな城主 直虎』は、脚本家で観てみようと。
シナリオがおもしろければ、たいていおもしろいから。


『カルテット』の脚本を書いているのは、坂元裕二。
月9『東京ラブストーリー』を書いた方(古いけど)。
個人的には坂元脚本、ここ数年はまらなかったのだけど、
今回は次が楽しみでしょうがない。
でも、視聴率は良くないみたいだ。
しかもどんどん下がってるみたい。なんでだろう。

全員、片想い 全員、嘘つき。
このコピーのイメージが暗いのかなあ。
"ラブサスペンス"らしいけど、みんな変わったキャラクターだから、
ユーモアのあるセリフが多くて(凝りすぎかな、と思うこともあるけど)、
ゆるゆる観ようと思えばそう観られるし、
視線やら言葉の裏とか考えだすと、実は深かったりするので、
いろいろ楽しみ方があるドラマだと思う。

1話でドラクエのオープニングを弾いていて、笑ってしまった。
これからみんなで冒険に行くんだね。
食卓を囲んで、どうでもいいことで揉めるシーンは毎回お決まりで。
音楽はもちろん、食べ物や小道具も効果的に使われている。

松たか子のセリフで、
「人生には、3つ坂があるんですって。上り坂、下り坂、まさか」
というのがあって、その「まさか」のところ。
ふわっと言うんだけど、実感こもってて、ぞっとしたわ。


4話(2/7放送)の高橋一生の事情には泣かされた。
そして、もう出てこないかもしれないけど、
ガラ悪そうな謎の男を演じていた、Mummy-Dが良かった。
ミュージシャンだと思っていたけど、ハマリ役だったなあ。

4話までで、松→松田→満島→高橋の順で、全員の秘密が明かされた。
それぞれに愛と哀があって、それぞれに共感どころがあって。
(TVerで見逃し配信やっているので、最新の回だけ観られます。って回し者か?)

それから、エンディングの、
Doughnuts Hole が歌う『おとなの掟』(椎名林檎が作詞作曲) という曲。
ドーナツホールというのは、劇中のカルテットの名前。
つまり主演の4人が歌っていて、映像と合わせてかっこいいので、
毎回ちゃんと最後まで見てしまう。


やっぱり、良いドラマ=視聴率ではない、とつくづく思う。



TBS系 火曜ドラマ「カルテット」オリジナル・サウンドトラック

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  • 出版社/メーカー: SMD
  • 発売日: 2017/03/08
  • メディア: CD


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シンデレラ(1950) [映画のこと]

4月公開予定の実写版「美女野獣」、早く観たいなあと思いつつ、
プリンセス繋がりで、1950年のディズニーアニメ「シンデレラ」を観てみた。

まず、60年以上前に作られたとは到底思えないクオリティの高さにびっくり!
こんなもの作られたら、後の作り手たちはいったい何を作ればいいんだ。
と、作り手でもないのに苦しくなってしまった。

ディズニーは好きなつもりでいたけれど、
考えてみたら、今まで観ていたのは動物ものがほとんど。
ディズニープリンセスたちは、大人っぽくて
少しとっつきにくい印象だからかもしれない。
(仲良くしてくれそうもないような感じ)
でも、シンデレラは青い瞳が美しくて、思っていたよりやさしそう。

といっても、やっぱり動物たちに目がいってしまう。
ネズミや小鳥たちが、舞踏会のドレスを作るシーンが、ほんとうにかわいらしくて。
落ちたネックレスのビーズを拾って、ネズミの細いしっぽに通すのなんて、
これぞディズニー!と拍手したくなる。
悪役のネコのルシファーすら憎めない。

人っぽさと、動物っぽさの比率が素晴らしいんだと思う。
キャラクターになる動物の動きを正確に分析して、
そこに感情をのせるというか、人間っぽい表情や動きを付けていく。

シンデレラがいじめられるシーンとのバランスをとるためなのか、
王様と大臣のやりとりがコミカルで、妖精が魔法をかけるくだりもコメディっぽい。
細かいシーンにまで手が込んでいて、どこをとっても楽しめた。

併せて2015年の実写版と、1999年の「エバー・アフター」を観てみたけど、
こちらの主人公もなかなか魅力的。
シンデレラものは、ハズレなし、かも。
(1950年/アメリカ/74分)




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開店休業→開店休業? [日々のこと]

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ごあいさつ

お恥ずかしい話ですが…
数年間、開店休業中だったブログを誤って削除してしまいました。
以前のページにコメントやnice!をくださった方々に
大変失礼なことをしてしまい、申し訳なく思っております。
ほんとうにすみませんでした。

↑の、今年の初めに買った本をまだ1冊も読んでいないくらい
ぐうたらな私ですが、またぼちぼちやっていけたらと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。